つながりを感じて咲く
0歳から100歳までに
関われるという、ぜいたく。
- 小笠原 莉緒
- 2022年新卒入社
- あゆみえん あゆみ保育園
- 保育士
「一緒にアイデアを出し合って、素敵な保育園をつくっていこう!」職場見学の際、園長先生からいただいたそんな一言を聞いて、この保育園で働きたいと思いました。経験や年次に関わらず、職員の意見を尊重してくれる。素敵だなって。そんな姿勢は子どもに対しても見てとれました。保育にあたる先生方の目線が、子どもと同じ高さで、相手の気持ちをとても大切にしてるんだなと。入職した1年目は、主に0歳児クラスの担任として。2年目は4歳児クラス、3年目は2歳児クラスのリーダーをしていますが、実際、いろいろと任せていただけます。「小笠原先生、製作が得意だよね!」と私の長所を理解してくださり、行事で使う用具や子どもたちとの製作時間に何をつくるかを自由に考えさせてもらっています。

製作とはまた違う話ですが、実は入職する前からやりたいことがあって。それが、「世代間交流」。介護事業の利用者である高齢者と、子どもたちが交流する取り組みです。高校で介護科を選んだくらいおじいちゃん、おばあちゃんも大好きで。子どもとだけじゃなく、高齢者に関われるからあゆみえんを選んだ、というのもあります。そんな想いを園長先生にお伝えしていたこともあり、世代間交流のプロジェクト発足にあたって、メンバーに選んでいただいた。春の遠足、秋の遠足、ハロウィンイベントや輪投げやボーリングのレクリエーションイベント…、たくさん企画させていただきましたね!最初は、距離のあった子どもたちも、だんだんと打ち解けて距離が縮まっていく。今は園内でおじいちゃん、おばあちゃんを見かけると自分たちから駆け寄って、手をつなぎにいきます。おじいちゃん、おばあちゃんが子どもたちと触れ合うことをとても喜んでくださって、にこにこと笑いながら、涙を流されるんですよ。そんな時間を一緒に過ごさせてもらって、「ああ、あゆみ保育園入って良かったな!」って心から思います。

世代間交流は、ご高齢の利用者にとっても癒しになりますし、子どもたちが命の大切さを知ることにも繋がります。今の時代、高齢者に接する機会も減ってきていますからね。最初は高齢者と一緒にお散歩するにも、走っちゃったりペースが速い子もいましたが、ちゃんとゆっくり手をつないで歩けるようになっていく。そういう成長を見るのも、嬉しいです。0歳の赤ちゃんから100歳を超える方々まで、幅広い人たちと出会い、お話しすることができる。とてもぜいたくな環境だと思います。“ぜいたく”と言えば、園長先生はじめ、先輩方が皆、尊敬できる人なこと。どんなに忙しくてもそんな顔ひとつ見せず、職員や子どもたち、ご家族に向き合ってくれる。そういう憧れられる先輩たちがたくさんいるのも嬉しいですね。「このままがんばっていけば、あの人みたいになれるかな?」「この子に、あのおばあちゃんに今度はこんなふうに喜んでもらいたい!」そんなつながりをたくさん感じて毎日過ごせるのは、本当に幸せだと思います。
