ゴーイングマイウェイで咲く
人生の集大成を、ハッピーに。
- 八久保 里美
- 2010年新卒入社
- さくらえん 介護第2課 課長
- 介護職員
大学では日本文学を専攻。人に影響を与える、誰かを感化させる。当時は国語の先生になりたくて、人のために介護士を〜なんていう気持ちはまったくありませんでした。けっこう自己中心的な人間だと思います、今も(笑)。そんな私がひょんなことから介護士になり、今は課長として利用者40名、職員20名を見ることに。子ども3人を抱えながらの毎日全力で戦ってます(笑)。入職した際は、介護はまったく知らない世界でした。楽しかったけど、命を預かることが、怖かった。泣きながら通勤したこともあります。でも、辞めたいと思ったことは一度もない。こういう性格ですから、「自分がやりたいように介護のサービスをやるんだー!」って、いろいろと前例のないことを提案してきましたね。特にユニットリーダーになってからは。

私は、ここでの毎日は高齢の利用者の方々にとって人生の集大成だと思っていて。だから、「利用者がやりたいと言ってるのに、なんで実現できないの?」とルールがなければつくってしまう。お墓参りをしたい、カラオケに行きたい、自分の服はお店に行って自分で選びたい。利用者の想いを叶えるには、施設の外に出る必要があります。目的地が遠方であれば、事故や病気のリスクも増すし、費用はどうするのか?という問題もある。他のユニットとのサービスの均質化という問題もあります。反感もあったかもしれない。でも、利用者をハッピーにしたい。その一心でやり遂げてきました。当時の課長も、私のことを守ってくれた。一緒に関係各所を調整してつくり上げた手法は、今、さくらえん全体のノウハウになっています。

現在、私の課のスローガンは、「ご利用者をハッピーに」。何かをやるか、やらないか。悩んだ時は、どっちが利用者が幸せになるかで決める。今はメンバーの子たちの想いを守ってあげる立場。メンバーのやりたいことは、最大限応援してあげたい!そのための調整ごとはぜんぶやってあげたいです。介護って、難しいものじゃない。シンプルなものだと思います。朝、好きなコーヒーを淹れてあげる。見たいテレビ番組にチャンネルを変えてあげる。そういう一つひとつも介護です。だから自由に考えていい。メンバーにも、そしてこれからの世代にも介護という仕事に携わる喜び、幸せ、楽しさを伝えていきたいですね。今、小学生のキャリア教育授業で介護について語ったり、大学で講義をすることもありますが、介護の魅力をどんどん発信し続けたい。もっと介護士になりたい人が増えて、もっと利用者がハッピーになっていく。今日もそんな未来に向かって、ゴーイングマイウェイ(我が道を行く)! 全速力で進んでます。
