チームワークで咲く

介護も、マネジメントも、
聞くことからはじめる。

福祉の道に進もうと思ったのは、おばあちゃん子だったから。両親が共働きで祖母がよく面倒を見てくれたので。祖母はもうずいぶんと昔に他界してしまいましたが、代わりに高齢者の方々に対して、何かできたらなと。そんな想いから前職でも介護士をしていましたが徳心会に転職したのは、事業に幅があったから。介護、障害支援、保育という広がりは、自分のキャリアの広がりでもある。今後はケアマネージャーを目指して、障害についても経験や知識を積んでいけたらと考えています。2021年からはデイサービスを提供するチームのリーダーを任され、現在は非常勤スタッフを入れると約20名のマネジメントをしています。日々、気をつけているのは、職員の想いや希望を大切にすること。正直、リーダーではあるものの、私は性格的に前に出るタイプではなくて。どうすれば、皆が楽しくやれるか。適材適所を考えてそれぞれの個性が活かすのが自分らしいリーダーシップなのかなって思います。

相手の心の声を聞く。それは、職員だけじゃなく、利用者に対してもそうです。どうやったら、さくらえんのデイサービスをもっと使っていただけるか。利用者はデイサービスに何を求めているのか、何をすることが嬉しいのかを考えて、いろいろなアイデアを形にしていきました。例えば、さくらえんの特徴として、機能訓練指導員が2名もいて、毎日常駐していること。週に1日、2日しか来ない他施設も多い中で、リハビリは魅力になると。リハビリのスペースを入口付近に移設することで、もっと多くの人の目に留まるようにレイアウトを変更することで、利用者を増やすことに成功しました。麻雀台の導入も行いました。頭や指先を使うことも、高揚感も日々の中で刺激になりますからね。さくらえんに来てくださるその瞬間が楽しいだけでなく、ADLの低下や認知症の進行を予防できる。他にもご希望はないかな?お手伝いできることはないかな?っていつもアンテナを張っていますね。

「さくらえんのデイサービスが良い!」利用者やご家族、ケアマネージャーにそう言われ、選ばれる場所にしたい。それができるチームをつくっていきたいと思います。さくらえんには若くて元気な職員もたくさんいますし、50代、60代の人生経験の多いベテラン職員もいる。年齢もバックボーンも強みも異なる多彩なメンバーがそろっていますが、本当に仲が良くて風通しがいい。だから、退職者も少ない。辞めないから、よりチームワークが強固になっていく。私はリーダーとしてまだまだ新米ですが、これからも仲間を頼りにサービスに磨きをかけていきたい。そうしていつか、さくらえんで働くこと自体が自慢になるような、そんな場所にしたいと考えています。